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時計のメンテンナンスについて

2021年4月13日 (更新:2021年4月13日)カテゴリー:プレス記事

一般的な機械式時計のテンワは1秒間に5回から10回の振動をします。1時間に18,000回~36,000回の振動を行います。 いわゆる”振動数”と一般的に説明されており精度に影響されるともよくお聞きになると思います。

例えば、1秒間に8回振動する機械式時計で計算すると、1時間に28,800回、1日で69万1200回、1年間で2億5228万8,000回振動することになります。 途方もない数字になりますね。 それだけ動く部品が時計の機械には存在します。 

アンクルの画像をご覧ください。かなり長期間分解掃除をしてない時計ですが、油の劣化と汚れがかなり見受けられます。 長年、分解掃除をしていないとこのような状態になります。摩擦軽減の役目の油が、ここまで汚れると逆効果になります。メンテナンスをしないと洗浄だけでは済まず部品の交換が著しく増え、場合によっては元通りの調子にならないです。

汚れたアンクル
汚れたアンクル

洗浄後のアンクル
洗浄後のアンクル

お時計をご愛用して3~5年ほど経過しておりましたら、メンテナンス、定期点検、分解掃除をお勧めいたします。

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